
時折自分の存在価値について自問自答する時がある、昨年スリランカから帰国し日本に滞在しているが、本来であればスリランカに住み着く予定だった。2022年の経済危機を受けて進行中のプロジェクトが中断し、その後もどうなるか先行きが見通せない。
人はなにか始めるときに一番エネルギーを使い、そのあとはその初動に任せたらよいが、いまの自分は立ち止まっている状態に近い。これからどう動き出そうか思いを巡らせている。
焦る気持ちもあるが、今一度、自分とはなにか?自分がデザインで発揮できるユニークネスは何か?どこでどのように活動したいか?を問い直す時間をいただいたと思っていきている。
ここ数年で建築業界も様変わりという感じで、分かりやすく2極化していくように感じている。一方はオートメーション化、プレファブ化、建築3Dプリンター化というようなテック系。他方は作家性やプロジェクトを通して関係性を打ち出すアート系やネットワーク系。
僕はテック系には興味がなくて、(それは他の人がどんどんやってくれるはずだから!)後者でありたいといつも思っている。自分らしいユニークネスを追求したい!それが&MAKOといういまの名前に込めた思いだからだ。今一度強く思いをかためよう!
写真は先日、千葉市の建築家の山中敦之さんに案内していただいた『文化堂ビル』。1960年のモダニズム建築をリノベーション中とこのとで同年代の建築家が頑張っているのをみて僕も、よし!やったるぞ!と気合をいれるのであった。